ジャーナリストに対する犯罪事例、脅しと暴力が最多:マス情報研究所

マス情報研究所の専門家は、2018年年始から8月末までにウクライナの23地域で、168件の言論の自由への違反事例を確認した。これは2017年同期比よりわずかに少ない(173件)。

マス情報研究所の月例監視報告「言論の自由バロメーター」の結果で明らかになった。

ジャーナリストに対する事例で多かったのは、「記者活動妨害」、「記者への脅し」、「暴力」であった。この中で、「記者の合法的な専門的活動の妨害」の事例数が67件(前年57件)で、最も多い。

その次に、「記者への脅迫」が24件(前年22件)。「暴力」が22件(前年19件)であった。

その他、「公開情報へのアクセス」違反が12件(前年23件)、マスメディアに対するサイバー犯罪が12件(前年同数)であった。

地域別には、キーウ(キエフ)が最大で(168件中70件)。その他の地域は、ミコライウ州(11件)、ドニプロペトロウシク州とオデーサ州(各8件)、ポルタヴァ州(7件)と続いた。

マス情報研究所は、全国で言論の自由を以下のカテゴリーで月ごとに監視している:物理的暴力、検閲と情報アクセス、経済的圧力、政治的圧力、法的圧力、マスメディア・記者に対するサイバー犯罪。また、この月例報告は、表現の自由と専門的記者活動に関する違反事例のみが掲載される。