宇国民の平均寿命、欧州平均より8年短い:保健省

ウクライナ国民の平均寿命は、他のヨーロッパの国々の平均よりも8年短い。

ヴォロディーミル・クルピタ・ウクライナ保健省市民健康センター長が記者会見で述べた。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クルピタ・センター長は、「ウクライナ国民の平均寿命は、欧州の平均値より8年短い。3人に2人のウクライナ国民が非感染性疾患(がん、糖尿病、循環器疾患、呼吸器疾患等)で亡くなっているが、これらは予防できるものである。感染性疾患、特に、C型肝炎、HIV/AIDSの感染状況は、引き続き懸念すべき状況であり、総合的対策が必要である。人々は病気についてはよく話すが、健康であるためにすべきことについてはあまり話さない」と指摘した。

同センター長によれば、政府のレベルで市民保健の分野の重要な決定が採択されているとのことであり、「2010年1月1日から、ウクライナでは、全国・地域市民保健計画への財政支出が始まる。本年8月には、政府は、非感染性疾患に関する国家計画を採択したが、この計画には、健康な食事、肥満対策、国民の運動量増加、たばこ・アルコール摂取の拒否、水質改善といった方向性が含まれる」と指摘した。