各ラジオ局は、ウクライナ語楽曲をノルマ以上に流している

2018年上半期、全国のラジオ局の番組でウクライナ語楽曲が流された割合は平均で54%、地方ラジオ局では48%だった。なお、法律の定める最低限ノルマは、30%である。

ウクルインフォルムで開かれた記者会見で、国家テレビ・ラジオ評議会のセルヒー・コスティンシキー委員が発言した。

同委員は、「現在、全国規模のラジオ局の番組内でウクライナ語楽曲の占める割合は54%、地方局の番組では48%となっている。他方で、注意すべきは、『公共放送』や『ウクライナ・ラジオ』、『ラジオ光線』のようなほぼ100%ウクライナ語楽曲を流しているところがあることである」と述べた。

同委員によれば、もっともウクライナ語楽曲を流しているのは、「クライナFM」(100%)、「UA:ラジオ光線」(99%)、「UA:ウクライナ・ラジオ」(92%)、「UA:ラジオ文化」(76%)、「ラジオNB」(61%)であったとのこと。

また、同委員は、地方局でもっともウクライナ楽曲を流している州は、リウネ州(91%)、テルノーピリ州(78%)、イヴァノ=フランキウシク州(65%)、ヴォリーニ州(60%)、スーミ州(59%)、リヴィウ州(54%)であったと述べた。

そして、同委員は、2017年上半期と比べて、ウクライナ語楽曲の割合が大きく増えたのは、ルハンシク州(16%増)、ヴォリーニ州(10%増)、テルノーピリ州(9%増)、キーウ(キエフ)市とキーウ州(9%増)、キロヴォフラード州(8%増)、ヘルソン州(8%)であったと指摘した。

また、同委員は、ラジオ番組を国家語(ウクライナ語)で行う割合も増加しており、祖割合は2018年上半期で全国ラジオ局で84%、地方ラジオ局で92%であったと述べた。