小野寺元防衛相、キーウでシビハ・ウクライナ外相と会談 安全保障協力の展望を協議
自民党の小野寺五典元防衛相率いる日本の国会代表団は30日、キーウを訪問し、ウクライナのシビハ外相と会談した。
ウクライナ外務省広報室が公表した。
発表によれば、シビハ外相は、航空攻撃の強まっているキーウへの訪問につき小野寺議員たちに謝意を表明した。その際同氏は、「ロシアがウクライナに対するミサイルや無人機によるテロを強化している時に、日本の代表団は訪問を延期せず、予定通りキーウに到着した。それは勇敢さとウクライナ国民との連帯を明確に示すものだ」と指摘した。
また同氏は、ロシアによる全面侵攻の開始直後からの日本のウクライナに対する包括的な支援につき謝意を表明し、日本の財政支援、人道支援、技術支援、その他の支援がウクライナの強靭性の強化、復興や再建に果たした重要な貢献について言及した。
会談時、双方は、安全保障分野をはじめとする二国間協力を深める展望について協議したという。シビハ氏は、両国の経験と能力をもとにした、日本との互恵的な協力を発展させる準備がウクライナにはあると強調した。
発表によれば、会談ではさらに、国際安全保障情勢、欧州とインド太平洋における安全保障の相互の結びつきに特に注意が払われた。双方は、対ウクライナ戦争への北朝鮮軍人の関与をはじめとする、ロシアと北朝鮮の軍事協力の深化について協議した。
シビハ氏は、「欧州で起きていることはアジアにとって直接的な影響をもたらしているし、逆もまた然りだ」と指摘した。
同氏は、日本の国会議員たちに対し、戦場の状況と、公正かつ永続的な平和の達成に向けたウクライナの外交努力について説明した。
双方はその他、ロシアに対する国際的な圧力をさらに強化し、制裁回避に対抗し、凍結されたロシア資産のウクライナのための完全な活用を進める必要性について話し合ったという。
さらに発表には、ロシアが航行を封鎖しようと試み、海上安全保障を損なっている黒海の状況や、世界の食料安全保障と国際貿易にとって重要な意味を持つ、安全かつ自由な航行の回復に向けた国際的な努力の重要性を提起されたという。
シビハ外相は、ウクライナに対する日本の包括的で一貫した支援に謝意を表明し、今後もウクライナ・日本間のパートナーシップを発展させていく準備があると発言した。
なお、30日、小野寺五典元防衛相率いる日本の国会議員団がキーウへの訪問を開始している。
これに先立ち、小野寺氏は同日、Xアカウントにて、キーウに到着するまでに、乗っていた列車が3度停車し、車外への避難を余儀なくされたと報告していた。
日本の防衛政策に資するため、ウクライナを訪問中。ポーランドのヘウムからキーウまで列車で11時間の予定でした。ですが、昨夜から空襲警報が多発。私達の乗った列車も三度停車し、車外への避難、更にはシェルターへの避難も余儀なくされています。まだキーウ到着には時間がかかりそうです。現地ウクラ… pic.twitter.com/Ty1uVSlV9N
— 小野寺 五典 (@itsunori510) September 30, 2026
写真:ウクライナ外務省、パウロ・バフムート/ウクルインフォルム