冬季にウクライナが必要な3つのものは「スターリンク」、エネルギー、資金=フィンランド大統領
フィンランドのストゥブ大統領は、スペースXの所有者であるイーロン・マスク氏に対し、ウクライナがロシア領内でのミサイル発射装置を攻撃できるよう、衛星インターネットサービス「スターリンク」をウクライナが使用できる領域を拡大するよう要請した。
ストゥブ大統領がロイター通信とのインタビューの際に発言した。
ストゥブ大統領は、冬季が近づく中、ウクライナはロシアの弾道ミサイル攻撃を迎撃するための防空手段が深刻に不足していると指摘した。同氏は、ウクライナ当局者たちは、ロシア領内での「スターリンク」が利用できるようになれば、ロシア軍のミサイル発射台に対する攻撃の誘導に役立つと考えていると伝えた。
そして同氏は、「そのため(中略)私はイーロン・マスク氏に対し、ウクライナの一時的被占領地とロシア領において、弾道ミサイルの発射台が位置する地域で、ウクライナ人が戦略的目的のために『スターリンク』を使用する機会を提供するよう要請している。それは命を救うからだ」と発言した。
また同氏は、冬の到来を考慮すると、ウクライナには次の3つのものが必要だと指摘した。同氏はその際、「第1には、防空手段だ。スターリンクですらある程度は良好な防空手段となり得る。第2に、冬に向けたエネルギー施設。第3には、資金だ。正にこれらのことに私たちは取り組んでいる。冬が到来するまでに戦争が終わるとは思っておらず、だからこそ私たちは冬季(支援)パッケージの準備に取り組んでいる」と発言した。
その他同氏は、米高官のモスクワとキーウ訪問の後、米国の仲介によるロシアとウクライナの間の交渉が8月に再開されたことは良いことだとの見方を示した。
同氏はそして、「トランプ大統領が国連総会での演説で改めて強調したように、最もシンプルな解決策は無条件の休戦を宣言すること、すなわち実質的に殺人をやめることだと私は今でも考えている」と発言した。
加えて同氏は、停戦すればその後に、安全保障、領土問題、復興と賠償、その他の問題に関する交渉を開始できると指摘した。
同氏はまた、東西に30キロメートルの緩衝地帯を設置し、コンタクト・ラインに沿って戦争を凍結させることが可能だとの見解を示した。そして同氏は、その他の最善の選択肢は、エネルギー施設と穀物輸出に関連する施設に対する部分的な停戦があり得ると述べた。