クリミア抜きで完全な正常化に戻ることは不可能=ゼレンシキー宇大統領、クリミア・プラットフォームで演説

ウクライナのゼレンシキー大統領は23日、国際法の規範に基づく生活への完全な回帰は、クリミアを含むウクライナの領土主権が完全に回復される場合にのみ可能となると発言した。

ゼレンシキー大統領がニューヨークで開催された第6回国際クリミア・プラットフォーム首脳会談での演説の際に発言した

ゼレンシキー氏は、「(編集注:国際法の)軽視は、ロシアがクリミアに侵入した2014年に始まった。だからこそ、クリミア(編集注:の返還)なし、安全の回復や人々と命の保護、ロシアが抑留している被拘束者の解放、国際法の基本原則への回帰なしには、正常化への完全な回帰はあり得ない。領土一体性には意味があり、国家主権には意味があり、人間の命には意味があるのだ。ロシアはこのことを学ばなければならない」と強調した。

そして同氏は、国際法への回帰の必要性に言及した上で、ウクライナにとってそれは何よりもロシアへの責任追及を意味すると強調した。

同氏はさらに、「私たちは、ロシアがクリミアやその他の一時的占領地であるザポリッジャ州、ヘルソン州、ドンバスで占領下に置いている人々、そしてロシアが刑務所や収容所に抑留している人々が、少なくともいつの日かロシアがこれら全ての犯罪に対して責任を追及されるという希望を持てることを望んでいる」と発言した。

その他同氏は、今年のクリミア・プラットフォーム首脳会談には世界中から16名の首脳をはじめとする、60超の参加者が参加しており、パナマとトリニダード・トバゴが初めて参加したと指摘した。これは同首脳会談が開催された過去6年間で最大の参加数だという。

同氏はその際、「参加規模は拡大し続けている。今日、それはクリミア・プラットフォームの過去全ての期間の中で最も強力で、最大である。同プラットフォームのグローバルな存在感は実に重要だ。これはもう単なる1つのフォーマットではなく、単なる年次会合でもない」と述べ、クリミア・プラットフォームの重要性を強調した。

なお、第6回国際クリミア・プラットフォーム首脳会談は、国連総会のハイレベル・セグメントの期間中に開催された。会談の中心的議題は、一時的被占領下クリミアの状況、クリミアにおける人権侵害や軍事化問題、クリミア脱占領に向けた今後の共同の行動となっている。