インド外相、ウクライナを訪問 和平を見出すよう呼びかけ ロシア産石油購入は必要性主張
インドのジャイシャンカル外相は3日、ウクライナ・インド関係史上初めて単独でのウクライナ訪問を実施した。
シビハ宇外相がキーウでのジャイシャンカル印外相との共同記者会見の際に指摘した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
シビハ氏は、「本日、私たちにとって特別な日だ。大臣、ウクライナへようこそ。あなたは2年前、モディ印首相の代表団の一員として当地を訪れたが、今回はインド外相による歴史上初の単独のウクライナ訪問だ」と発言した。
同氏はまた、ロシア軍による絶え間ない攻撃すらもジャイシャンカル外相の訪問の妨げとならなかったとし、今回の訪問は、両国関係にとって象徴的な出来事だと述べ、ジャイシャンカル氏の勇敢さと連帯に謝意を表明した。
同氏はそして、同日の協議の中心的議題は和平努力、2か国間協力、黒海における航行の自由、世界の食料安全保障だったと報告した。
さらに同氏は、「私たちは貿易、投資、ビジネス面でのコンタクトの拡大への準備ができている。現在、私たちの貿易高は26億ドルに達しているが、それを拡大する大きな潜在力がまだ存在する。このような関係の性質を活性化させるため、政府間経済委員会の開催日程の決定について協議していく」と指摘した。
同氏は加えて、ウクライナはエネルギー、インフラ、輸送、農業、製薬、デジタル化、自動車製造、安全保障、教育分野における協力の展望を見ていると指摘した。
そして同氏は、「ウクライナはインドを重要なパートナーだとみなしている。私たちは、国連憲章の原則、ウクライナの主権と領土一体性、航行の自由、国際法に対するインドによる今後の支援を期待している」と伝えた。
ジャイシャンカル印外相は同記者会見の際に、ロシア・ウクライナ戦争の継続はより多くの死をもたらすし、全ての当事者に和平への道を見出すよう呼びかけた。
その際同氏は、2日前にキーウに対する攻撃の際にインド国民が死亡したと言及し(ただし、同氏はその際誰がキーウを攻撃したかには触れなかった)、被害を受けた全ての家族に哀悼の意を表した。
また同氏は、「まず、残念ながら過去5年間にわたって続いている戦争に言及させてほしい。インドは一貫して、今は戦争の時代ではなく、解決策は戦場には生じないと主張している」と述べた。
同氏は加えて、一日一日がさらなる死と破壊のみを意味していると強調し、当事者たちに対して和平への道を見出すよう呼びかけた。そして同氏は、「もしインドが何か手助けできるのであれば、私たちは準備ができている。そして、それが本日のシビハ外相との会談の基礎であった」と発言した。
さらに同氏は、シビハ氏とは、インドの船員が負傷した商船への攻撃の問題を話し合ったと伝えた。同氏はまた、インドは発電機、薬品、医療機器を含む160トンの物資を含む、19回の支援物資をこれまでにウクライナに提供してきたと喚起した。
その他同氏は、インドによるロシアの石油購入に関しては、インドは非常に複雑なエネルギー状況下で14億人の人口に燃料を供給する必要があり、インドは挑戦に直面していると強調した。その際同氏は、インドによるロシアの石油購入に関する問題に関するウクライナの見解を尊重すると述べつつ、インドの見解も尊重されることへの期待を表明した。
同氏はそして、「過去5年間にわたって続いているこの紛争は、誰かが石油、アルミナ、鉱物、金属、肥料を購入するかしないかによって解決されるのではない。それは外交及び交渉によって解決される。これが私たちの呼びかけていることだ」と主張した。
写真:ウクライナ外務省