対アフリカ外交はウクライナの欧州統合にとっても重要=ウクライナ外務省
ウクライナ外務省のアブラヴィトヴァ・アフリカ・地域アフリカ機構局長は、ウクライナはアフリカのことを、国際的な立場やパートナーシップを強化するための戦略的方向性としてだけでなく、欧州連合(EU)と共同の経済・安全保障イニシアティブへの参加を通じた、欧州統合の重要な要素としても捉えていると発言した。
アブラヴィトヴァ外務省局長がウクルインフォルムとのインタビュー時の際に発言した(リンク先はウクライナ語)。
アブラヴィトヴァ氏は、2022年1月にウクライナ独立以降初めてウクライナの「アフリカ諸国との関係発展戦略」が承認されたことを喚起した上で、現在は2027年以降の期間を対象とした次のアフリカ戦略の準備が進められていると伝えた。
同氏はその際、アフリカにおけるウクライナの重要優先課題は、複数の立場を網羅すべきだとした上で、具体的には、アフリカにおけるウクライナの主体性の形成(編集注:ウクライナがアフリカで自立的に行動する国であるという理解とその地位の形成)、共同のリソース・サプライチェーンの構築、平和及び安全保障への貢献、人道・文化・教育プロジェクトを通じた政治的及び経済的支援の持続可能なネットワークの形成などが含まれると説明した。
同氏はまた、「アフリカ方面は、ウクライナの欧州統合にとっても重要だ。EUは大規模なイニシアティブを通じてアフリカとの協力を拡大している。例えば『グローバル・ゲートウェイ』イニシアティブは、今年だけでアフリカの持続可能な発展プロジェクトに1500億ユーロ以上を投資することを計画している。ウクライナも、農業セクターから危機及び安全保障上の課題への対応に至るまで、自国の経験、技術、イノベーションを提案することで、これらのプロセスに加わることが可能だ」と指摘した。
さらに同氏は、そのためには国家、ビジネス、市民部門の共通のアプローチ、アフリカ方面の新しい世代の専門家の育成に焦点を当てた独自の専門的ベースの発展が必要であると補足した。