ゼレンシキー宇大統領、最近の人事決定は和平交渉への注力のためと説明

ウクライナのゼレンシキー大統領は、最近の大統領府関連の人事決定は、交渉の強化を目的とするものだと発言した。

ゼレンシキー大統領が記者団とのやり取りの際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、当時の状況につき「私は、大統領府長官職の候補者たちと協議を行いたいと話していた」と述べた。

同氏はその際、最初の面談でブダーノウ当時情報総局長官から「肯定的なシグナル」を受け取ったと述べ、「私はブダーノウ氏に、これについてはどう思うか尋ねた。すると、彼は『同意する』と答えたのだ」と回顧した。

さらに同氏は、他の長官候補者であった、フェドロウ氏、キスリツャ氏、シュミハリ氏とも面談を行ったことを振り返った。

同氏はその際、当時キスリツャ現大統領府第一副長官は「唯一、それほど自信を持っていなかった人物」だったとし、仕事への意欲はあるものの、課題の全容を把握しておらず、自分にその職が務まるかどうか確信が持てない様子だったと明かした。

同氏はまた、パリサ現大統領府副長官を長官候補として検討していたという情報を否定し、「彼(パリサ氏)自身が現在取り組んでいることを続けたいと考えていた。それは事実だ」と述べた。

さらに同氏は、最近の人事決定は、交渉面での強化を目的としたものだと強調した。

同氏はその際、「私は、非常に長い間、いかにしてプラン『A』とプラン『B』に到達するかを考えていた。プラン『A』とは、交渉・和平であり、プラン『B』とは、交渉の長期化、すなわち防衛・軍事要素の強化を意味する(編集注:戦闘が継続するという意味)。私は、交渉に携わっている人々、あるいはそれに携わる可能性のある人々を、大統領府の非常に狭いチームの中に集結させた。それを通じて、ウクライナからのコミュニケーションは1つだけであり、『1つの舟』、1つの交渉チャンネルを作り出すことを示したのだ。(編集注:交渉チャンネルは)3つや4つ、それ以上あるわけではないということだ。それは関連の重要な措置であった」と指摘した。

その他同氏は、つい最近まで大統領府第一副長官のポストは空席だったが、「私はそれを復活させ、キスリツャ現大統領府第一副長官が交渉に携わっていることから同職に任命した」と言及した。

また同氏は、ベウズ大統領府補佐官も交渉に関与しているため、チームに留めたと語った。

同氏はそして、「関連して、ブダーノウ氏が大統領府長官に就任し、ウメロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記も、私の与える任務が彼の仕事であり、彼も大統領府で多くの時間を過ごしている。また、アラハミヤ最高会議議員(編集注:与党会派長)も積極的に関与しているが、それは皆が議会の雰囲気を理解しておくことが大切だからだ」と説明した。

写真:大統領府