ゼレンシキー宇大統領、アブダビ三者交渉につき「問題は少なくなった」

ウクライナのゼレンシキー大統領は25日、アブダビで行われたウクライナ米露三者交渉を経て、問題のある事項の数は少なくなったとしつつ、同時にウクライナの領土一体性に関する立場は変わっていないとも強調した。

ゼレンシキー大統領がビルニュス訪問時のナウセーダ・リトアニア大統領とナヴロツキ・ポーランド大統領との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

記者から、三者交渉の結果に関して質問されると、ゼレンシキー氏は、「アブダビでの会合は三者で行われた。それはおそらく長い期間の中で初めてのものだ。外交官だけでなく、軍の代表者も入った三者形式であった。20項目の計画と諸問題について議論されている。問題は非常に多かったが、それらは減少した」と答えた。

また同氏は、ロシアが「ウクライナを東部から撤退させる」ためにあらゆる手を講じたがっていると強調し、「その理由は明白だ。彼らはそれを目標として掲げているのであり、その目標を達成したがっているのは完全に明らかだ。今のところ、彼らは前線においてそれを実行できていない」と述べた。

同氏はさらに、領土一体性に関するウクライナの立場は変わっていないと強調した。その際同氏は、「繰り返すつもりはないし、皆が私たちの立場を知っている。私たちは自らの国家のために、自らのもののために戦っている。私たちは他国の領土で戦っているわけではない。したがって、私たちに対してどのような疑問があり得るだろうか? 確かに、ウクライナとロシアの立場は2つの異なる原則的な立場だ。米国人は妥協点を見出そうとしている」と発言した。

そして同氏は、三者協議は、そのような妥協点を見出すための第一歩だとしつつ、「しかし、全ての当事者に妥協の準備がなければならない。ちなみに、それは米国側も同様だ」と強調した。

これに先立ち、1月23日から24日にかけてアラブ首長国連邦首都アブダビにてウクライナ、米国、ロシアの代表者による三者交渉が行われていた。次回の三者交渉は2月1日に、再びアブダビで予定されている。

写真:リトアニア大統領府/official photos by Robertas Dačkus