米国によるグリーンランド侵攻はプーチンを世界で最も幸せな人物にする=サンチェス西首相

スペインのサンチェス首相は18日、米国によるグリーンランドへの侵攻は、ロシアのプーチン氏を「世界で最も幸せな人間」にするだろうと述べた。

サンチェス首相がラ・バングアルディア紙のインタビュー発言した。ロイター通信がキャリーして報じた

サンチェス氏は、米国のグリーンランドに対するいかなる軍事行動も北大西洋条約機構(NATO)にダメージを与えると共に、ロシアによる対ウクライナ侵攻を正当化することになるとの見方を示した。

同氏はその際、「グリーンランドに焦点を当てると、私は、米国による同領土への侵攻はプーチンを世界で最も幸せな人間にするだろうと言わねばならない。なぜか? それは、彼のウクライナへの侵攻の試みを正当化することになるからだ」と強調した。

さらに同氏は、米国による力の行使はNATOにとって「死を告げる鐘」となり、そうなればプーチンは「二倍幸せになる」だろうと指摘した。

なお、米国のトランプ大統領は、デンマークの自治領であるグリーンランドの所有権を得る以外には妥協しないと繰り返し強調している。デンマークとグリーンランドの首脳陣は、島は売り物ではなく、米国の合衆国の一部になることは望まないと主張している。

またトランプ大統領は17日、もしグリーンランドの米国による獲得に反対するのであれば、2月1日からデンマーク、英国、ノルウェー、フランス、ドイツ、フィンランド、オランダに対して関税を導入すると発表していた。

EUのカラス外務・安全保障政策担当上級代表は、グリーンランドの帰属問題をめぐる米国のトランプ政権とEU諸国の現在の対立が、ウクライナに和平を確立するためのパートナー間の作業を妨げる可能性があると指摘している。