ドイツはロシアの侵略を受けるキーウを見捨てず、大規模な支援を続ける=独国防相

ドイツのピストリウス国防相は13日、同国は今後もウクライナに対して大規模な軍事・財政支援を行っていくとし、ロシアのプーチン氏の立場のせいで現時点で停戦の見通しが立たない中でも、ロシアの侵略を受けるウクライナを見捨てることはないと明言した。

ピストリウス国防相が13日、ベルリンでのカラス欧州連合(EU)外務・安全保障政策担当上級代表上級代表との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ピストリウス氏は、「プーチン氏は意図的にエネルギー・インフラを攻撃し、ウクライナの民間人にテロを行っている。それらは全て、私たちが停戦後に何が起こり得るか、起こり得ないかを議論している最中に起きている。その停戦自体、現時点では見通しが立たない。そのため、ともあれ、対話し、交渉し、『Xデー』に向けた道筋を模索することは正しい」と語った。

また同氏は、停戦後のシナリオについての議論がある中でも、ドイツはウクライナを変わらず支援するという原則に基づいて行動していると強調した。

同氏はそして、「プーチンは爆撃を続け、領土の制圧を続けている。彼の行動は、人の命に対する底なしの軽視を示している。私たちに、それに対して目をつむる権利はない。これまで彼を除いて行われているあらゆる交渉があり、それに対して、ウクライナに駐留する全ての西側軍隊が『正当な標的』になるというものを含め、彼が極めて明確に述べた発言が行われた。しかしながら、それでも私たちにとっての原則は変わらない。ベルリンはキーウを見捨てない」と主張した。

さらに同氏は、ドイツは2026年、ウクライナに対して、防空能力の強化に特別な力点を置きつつ、115億ユーロの支援を提供すると指摘した。同時に同氏は、ウクライナが効果的な防衛を行うためには、今年、パートナー諸国から約600億ドルの支援が必要だとも強調した。

加えて同氏は、欧州理事会による2026年から2027年にかけて900億ユーロをウクライナに融資する決定を歓迎し、これらの資金が「真に効果的な支援」を与えると述べた。また同氏は、重要な要素は、ウクライナと欧州の防衛産業のより緊密な統合だと指摘した。

安全の保証問題について、同氏は、現時点で停戦が見通せないのは「1つの単純な理由、すなわち、ウラジーミル・プーチンが平和を望んでいないからだ」と指摘した。同氏は、同時に、ドイツとパートナー諸国は、停戦というシナリオの可能性に備えており、停戦が生じた場合のその遵守を確保するための貢献策を検討していると伝えた。

同氏はその際、「前述の通り、現時点では停戦の兆しは見えない。1つの単純な理由から、ウラジーミル・プーチンが平和を望んでいないからだ。それでも私たちは、停戦が現実となるかもしれない日に備えて準備を進めている。それは正しく、必要であり、正当なことだ。私たちは準備を万全にしておきたい。そのため、現在そのような停戦を確保するためのあり得る貢献策を確認している。目的は、信頼できる長期的な保証だ。それは単にウクライナ軍の訓練や強化だけでない。それは、安全な空域や海上の安全、その他多くのことのことである」述べた。

同氏はまた、それら全ての措置は、NATO内でのコミットメントを完全に遵守し、同盟や「有志連合」との調整の下で行われていると発言した。