「ロシアがミサイルで歓迎した」=チェコ外相、ウクライナを訪問
チェコのマチンカ外相は9日、同職に就任して初めてウクライナを訪問した。マチンカ氏は、同日ロシアが行ったウクライナへの複合攻撃の際、列車でキーウへ移動していた。
マチンカ氏がキーウ到着前にチェコの記者団に対して語った。外相と記者団とのやり取りは、テレビ局「CT24」などで放送された。
マチンカ外相は、同日のロシアによるウクライナへの複合攻撃を「ひどい」と形容し、「人々の殺害、攻撃、暴力は止められるべきだ。同時に、過去の様々な戦争の経験から、和平交渉中にはしばしば紛争のエスカレーションが起こることを私たちは知っている。それは残念ながら、交渉中にどちらの側も面目を失わないようにするための、ある種のエスカレーション『ゲーム』のようなものだ。しかし、犠牲になるのは人命であり、それは常に非難されねばならない」と述べた。
また同氏は、チェコ政府の方針には、紛争終結に向けた外交的措置をチェコが支持することが盛り込まれていると指摘し、和平交渉が今どのような状態にあり、どの方向に進んでいるかについて、より詳細を知りたいと述べた。その際同氏は、「私たちは、ウクライナがここ数週間から数か月の間に一定の譲歩を行う用意があったことに注目している。残念ながら、ロシア側にはまだそれが見られず、むしろロシア側は、近くでのミサイル攻撃で私たちを『歓迎』した」と述べた。マチンカ氏は、9日未明にロシア人が行った大規模な空撃の最中に列車で移動していた。
同氏は、ウクライナのシビハ外相に哀悼の意を表するとともに、ロシア側がこの「狂気じみた攻撃」を、あたかも「実際には起きていないこと」(編集注:ウクライナがプーチン邸宅を攻撃したとするロシアの主張)への報復であるかのように正当化しようとしていると指摘した。
写真:国鉄ウクルザリズニツャ