ゼレンシキー宇大豪領、年越しの挨拶 「私たちはウクライナの終わりではなく、戦争の終わりを望んでいる」
ウクライナのゼレンシキー大統領は、ウクライナが平和を何よりも切望しているが、そのために国家を代償にすることはないと表明した。
ゼレンシキー大統領が例年の年越しメッセージの際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「最も大切なことから話そう。ウクライナが望んでいるの何か? 平和だろうか? そうだ。いかなる犠牲を払ってでも臨むのだろうか? 違う。私たちは戦争の終わりを望んでいるが、ウクライナの終わりを望んでいるのではない。私たちは疲れているだろうか? ひどく疲れている。それはつまり、私たちは降伏する準備ができているということだろうか? そう考える者は、ひどく間違っている」と語った。
同氏はまた、ウクライナの人々が全面戦争を1407日間耐えていることを喚起し、それは第二次世界大戦において、ナチス・ドイツが多くのウクライナの都市を占領していた期間よりも長いと指摘した。
同氏はさらに、今、ロシア人は世界をあざむこうとしていると述べ、侵略者の術中にはまらないよう呼びかけた。
その際同氏は、「『ドンバスから出ていけば、全てが終わる』。欺瞞は、ロシア語からそのように翻訳される。ウクライナ語、英語、ドイツ語、フランス語、事実、世界のあらゆる言語に訳しても同じだ。いまだに彼らを信じている者がいるのだろうか? 残念ながら、いる。今でも、真実があまりにも頻繁に回避され、そうすることが『外交』と呼ばれているが、それはスーツをまとっただけのただの『嘘』だ。そうする中で、ウクライナには圧力がかけられている」と指摘した。
同氏は加えて、ウクライナはいつも、一目見て明白な真実を証明し続けなければならなくなっていると指摘した。その際同氏は、クリミアの占領、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域の制圧、(2022年)2月24日の全面侵攻、ブチャ、マリウポリ、オレニウカ、その他クレムリンが行ってきたことあらゆる行為の後において、それでもロシアの言葉を信じるというのは「審判である(編集注:罪である)」と強調した。
そして同氏は、「言うまでもなく、今私たちが最も望んでいるのは平和だ。しかし、新年の雪とは異なり、平和は奇跡のように空から降ってくるものではない。しかし、私たちは平和を信じ、そのために戦い、そのために働いている。そして、それを続ける。なぜなら、私たちは2026年に、空が静かで、大地が穏やかになり、私たちの家に暖かさと明かりが生じることを、とても望んでいるからだ。170ではなく、あるべき220となることを(編集注:おそらくワット数のこと)。私たちの人々が皆、前線、捕虜収容所、占領地から、家に戻れることを。私たちが存在し続け、ウクライナが存在し続けることを、望んでいる」と強調した。