ウクライナは欧州にとって非常に重要で、欧州が仕事の大部分を担うが、米国は欧州を100%支援する=トランプ米大統領
米国のトランプ大統領は、ウクライナは欧州諸国にとって非常に重要であり、欧州が仕事の大部分を担うことになるだろうとしつつ、しかし、米国は欧州を100%支援するつもりだと発言した。
トランプ大統領がマー・ア・ラーゴでのゼレンシキー宇大統領との会談後共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
記者から、交渉終結の時期に関して質問されると、トランプ氏は、「全てが非常にうまくいけば、もしかしたら、(編集注:終結は)数週間後だろう。うまくいかなければ、より長くかかる。そして、もしとても悪くなるなら、それは生じないだろう」と回答した。
また同氏は、合意に達しない可能性が依然として残っていると述べた。その際同氏は、「それが成立しない可能性もある。しかし、数週間以内にはいずれにせよわかるだろう」と述べ、交渉は「非常に複雑で詳細」であり、1つの未解決の項目がプロセス全体が台無しにする可能性があると指摘した。
同時に同氏は、現在の状況はこれまでの交渉の中で最も合意に近い瞬間だとの認識を示した。同氏は、「私たちが今、双方にとってかつてないほど(合意に)近いところにあると、確かに信じている」と述べた。
さらに同氏は、「もし何も起きなければ、彼らは戦い続け、人々は死に続けるだろう。私たちはそうなって欲しくない」と指摘した。同氏はその際、プーチン氏もまた「そうなって欲しくないと思っている」と主張した。
ワシントンでの欧州首脳たちを交えた会談の可能性に関連して、トランプ氏は、欧州との調整の重要性を強調した。とりわけ、同氏は、ウクライナは特に欧州諸国にとって非常に重要であり、欧州諸国はウクライナの安全に関心を持っていると指摘した。同氏はそして、「私たちは、然るべく、彼らと一緒に取り組んでいる。しかし、私は人命を救うためにこれを行っている」と述べた。
同氏はその際、「私たちは欧州と共に取り組むことを望んでいる。そして欧州が仕事の大部分を担うことになるだろう。だが、私たちは欧州を100%支援するつもりだ」と発言した。
なお、28日、米フロリダ州のトランプ大統領邸宅「マー・ア・ラゴ」において、ゼレンシキー大統領とトランプ大統領の会談が行われていた。