宇米首脳会談終了 ゼレンシキー氏「今後数週間で協議した全ての事項を仕上げられると期待」

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ウクライナのゼレンシキー大統領は、フロリダ州でのトランプ米大統領との会談の結果、大きな成果があったと発言した。

ゼレンシキー大統領がトランプ大統領との会談後共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「私たちは欧州のリーダーたちとも話し合い、EUやNATOの代表者たちとも話をした。今後数週間の内に、これらの協議された全ての事項を仕上げられると期待している。また、もしかしたらワシントンで欧州の首脳たちやウクライナの代表団と一緒に会談する可能性についても、トランプ大統領と合意した。ウクライナは平和への準備がある」と語った。

また同氏は、和平プランは90%合意に達していると発言した。

同氏はそして、今回の協議では「今後数年間の順序」についても話し合われたと述べた。

加えて同氏は、トランプ米国大統領と米国チーム、特にウィトコフ氏やクシュナー氏に対し、交渉プロセスにおける彼らの貢献と努力につき謝意を表明した。

トランプ大統領は、「私たちは素晴らしい会談を行った。多くの問題を協議した。(中略)また、私はプーチン大統領と2時間を超える素晴らしい電話会談を行った。多くの点について話し合い、私は、私たちが(編集注:合意に)はるか近づいた、もしかしたら、かなり近づいたと本当に思っている」と述べた。

また同氏は、ゼレンシキー氏との会談後、フランス、フィンランド、ポーランド、ノルウェー、イタリア、英国、ドイツの首脳、NATO事務総長及び欧州委員会委員長といった欧州のリーダーたちと電話会談を行ったことを報告した。

同氏はその他、「私たちは、第二次世界大戦後で間違いなく最も死者数が多く、おそらく対戦後最大の戦争であるこの戦争を終わらせるという問題において、大きな進展を遂げた」と指摘した。

同氏はまた、クシュナー氏、ウィトコフ氏、ルビオ氏、ヘグセス氏ら、交渉プロセスに関わっている米国のチームのメンバーに謝意を表し、結果まで「非常に近い」ことを強調した。

そして同氏は、「私たちは、以前のプーチン大統領との会談、そして今日の会談を通じて、事実上すべての問題を議論した。細部まで踏み込んだ。現在私たちが達している水準まで来られるとは、誰も思わなかっただろう」と述べた。

また同氏は、ウクライナ側及び国際パートナーとの交渉は、今後数日間継続されると伝えた。

なお、28日、米フロリダ州のトランプ大統領邸宅「マー・ア・ラゴ」において、ゼレンシキー大統領とトランプ大統領の会談が行われていた。