私たちは20項目の和平計画案へのロシアの反応を得ていない=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は26日、同国は、戦争終結に関する20項目の和平計画案に対する、ロシアの公式な反応を得ていないと発言した。
ゼレンシキー大統領が記者団からの質問に答える形で発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「私たちはロシア側からの公式な反応を得ていない。私たちは米国側とのみ対話している。その点は強調してきたし、皆さんもご存知だと思う。そして米国が、今度はロシア側と対話している。近日中に彼らの公式な反応を知ることになるだろうと思っている」と指摘した。
また同氏は、12月28日(編集注:ゼレンシキー氏とトランプ米大統領の会談の際)に機微な問題が検討されると伝えた。その際同氏は、「私たちはドンバス地方についても、ザポリッジャ原子力発電所についても議論していく」と述べ、他の問題についても議論されると補足した。
同氏はその上で、「正直に言えば、軍に関しては、現在私たちの合意(案)の中で固められているものに、私たちは納得している。(中略)現在そこ(文書案)に記載されている軍のあり方は私たちを納得させるものであり、私たちにとってそれは安全の保証である。米国側も私たちの意見を聞いてくれている」と語った。