プーチンは20年以上前からウクライナの存在する権利を否定していた=宇外務省、公開記録にコメント

ウクライナのティーヒー外務報道官は25日、公開された2000年代の米露首脳会談記録にコメントする形で、ロシアによる対ウクライナ戦争の「根本原因」はプーチンの帝国主義的野心であると指摘した。

ティーヒー外務省報道官がXアカウントにて、米国の国家安全保障アーカイブが公開したプーチン当時露大統領とブッシュ当時米大統領の会談及び電話会談の逐語記録にコメントした

ティーヒー氏は、「プーチンは2001年の時点でウクライナの存在する権利を否定していた。つまり、全面侵攻の21年前、そして彼が頻繁に戦争の『根本原因』だと呼ぶ『尊厳革命』の13年も前のことである。実際のところ、その根本原因は常に、彼や他のロシア人の頭の中にある『帝国主義』的腫瘍であり続けている」と強調した。

これに先立ち、米国の国家安全保障アーカイブがブッシュ当時米国大統領とプーチン当時ロシア大統領と過去の会談及び電話会談の逐語記録を公開していた。

公開されたものの中には、プーチン氏は、2001年と2008年にブッシュ氏に対して、ウクライナはソ連時代に人工的に作られた国家だ、人工の3分の1はロシア人だなどと主張しながら、ウクライナのNATO加盟への反対を表明する発言も記録されている。