戦争終結のための２０項目の基本文書に取り組んでいる＝ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は１０日、ウクライナ及びパートナー諸国は、戦争終結のための２０項目の基本文書に取り組んでいると発言した。

ゼレンシキー大統領は同日夜の動画メッセージで伝えた。

ゼレンシキー氏は、「戦争終結のための２０項目。それが基本文書であり、私たちは積極的に取り組んでいる。それは重要なステップであり、実効性のあるステップでなければならない。この文書から、私たちはさらに少なくとも２つの文書を発展させている。その内の１つは安全保障関連の文書で、米国によるウクライナのための安全保障保証についてのもの。もう１つは経済関連文書で、復興と共同投資についてのものである」と述べた。

また同氏は、同日経済文書の原則について米国側とビデオ形式で協議されたと報告した。また同氏は、欧州もウクライナの復興に必ず関与すると述べた。

同氏はその際、「経済的な措置の計画が策定される。欧州も必ず私たちと共に復興に携わる。近日中に、他の２つの文書についての作業が予定されている。ウメロウ氏が引き続き協議を進める」と伝えた。

同氏はさらに、ウクライナは１２日に開催される「有志連合」の会合に向けて準備を進めていると伝え、３０以上の国がウクライナと共に、陸・空・海における安全保障に取り組んでいると指摘した。

そして同氏は、「来週、欧州及び二国間の枠組みで調整を進める。ウクライナは迅速に動いている。私たちの訪問や協議はいずれものも常に、私たちの防衛やウクライナの強靭さのための実践的な成果をもたらしている」と述べた。

写真：大統領府