ゼレンシキー宇大統領、NATOとEUのトップと和平達成への行動につき協議
ウクライナのゼレンシキー大統領は8日、ブリュッセル訪問時にルッテ北大西洋条約機構(NATO)事務総長、コスタ欧州理事会議長、フォンデアライエン欧州委員会委員長と会談し、和平達成に向けた行動につき協議を行った。
ウクライナ大統領府広報室が伝えた。
発表によれば、会談時、尊厳ある保証された平和の達成に向けた米国側との外交活動について協議が行われたという。また、ウクライナは、和平プロセスが活発かつ、主権と国益を保護することへの明確な力点が置かれた上で行われることに関心があると書かれている。
会談参加者は、枠組み文書にて、ウクライナによる欧州連合(EU)加盟実現の時期が明確に確認されなければいけないということで一致したとある。
さらに、ウクライナと欧州の長期的な強靭性のための基盤となるべき、具体的な安全の保証についても話し合われたという。
その他、フナトウ・ウクライナ軍参謀総長が戦場での状況につき、ポクロウシク地区や前線全体の戦況まで報告したという。
防衛手段の共同生産とPURL(「ウクライナのための優先的装備品ニーズリスト」)イニシアティブの拡大など、別途、ウクライナの防衛能力の強化に注意が払われたという。ゼレンシキー氏は、総額41億ドルを超えるパートナーたちの拠出につき謝意を表明。ルッテ氏は、PURLの枠組みでの作業について説明。その主要な優先事項はウクライナの対空防衛の強化だという。