米国の和平案はウクライナと連携する欧州の貢献をもって補完すべき=仏大統領

フランスのマクロン大統領は8日、現在の主な課題は、ウクライナと欧州諸国の立場を米国と調整し、ウクライナにとって最良の条件で和平交渉を完了することだと述べた。

マクロン大統領が、ロンドンでのスターマー英首相、メルツ独首相、ゼレンシキー宇大統領との会談後に発言した。

マクロン氏は、「思うに、今、私たちの手中には、多くの『てこ』がある。例えば、ウクライナに提供されている資金や良質な兵器や訓練だ。ウクライナはこの戦争で持ちこたえているが、ロシア経済は苦しみ始めている。特に、私たちの最近の制裁と米国の制裁の後でだ」と発言した。

また同氏は、現在のアイデアは、米国の計画を「キーウと緊密に連携する欧州の貢献」で補完することだと指摘した。

そして同氏は、「主要な問題は、私たち、欧州とウクライナの共通の立場と米国の立場を近づけ、これらの和平交渉を完了し、ウクライナ、欧州諸国、そして私たちの集団的安全保障にとってあり得る最良の条件で、未来に関する新しい協定を締結することである」と強調した。

なお、8日、ロンドンにて、ウクライナ、フランス、英国、ドイツの首脳が会談を行っていた。

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