ゼレンシキー大統領、側近のイェルマーク宇大統領府長官を解任

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ウクライナのゼレンシキー大統領は28日、自身の側近にあたるアンドリー・イェルマーク大統領府長官が辞表を書いたと発表した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した

ゼレンシキー氏は、「ウクライナ大統領府の刷新が行われる。アンドリー・イェルマーク大統領府長官が辞表を書いた」と発言した。

また同氏は、29日に大統領府を誰が率いることができるかについての協議が行われると補足した。

同氏はその際、現在の外政状況に言及した上で、「全ての注意が外交と戦争における防衛に集中している時には、国内の力が必要だ。国内の力を保つためには、ウクライナの防衛以外の他の何かに気を取られる理由があってはならない。私は、ウクライナに対して誰にも全く疑問がないようにしたい」として、イェルマーク氏の辞任について説明した。

同氏は、「私は、協議の場で常に然るべくウクライナの立場が提示されてきたことにつき、アンドリーに感謝している。それは常に愛国的な立場だった。しかし、私は、噂や憶測のないようにしたい」と発言した。

そして同氏は、近々行われる米国側との協議には、ウクライナは参謀総長(編集注:フナトウ氏)、外務省・情報機関の代表者、国家安全保障国防会議(NSDC)書記(編集注:ウメロウ氏)が代表していくと説明した。

また大統領府広報室は、イェルマーク氏を大統領府長官職から解任する11月28日付大統領令第868/2025を公表した

これに先立ち、28日朝、ウクライナの政権高官の汚職犯罪捜査・訴追に特化した機関NABUとSAPが、ゼレンシキー宇大統領の側近である、アンドリー・イェルマーク大統領府長官に対する捜索活動を行っていると公表していた

イェルマーク大統領府長官もまた、汚職捜査機関から家宅捜索を受けたことを認めている

イェルマーク長官は、23日に米国やその他の国の代表団と協議を行う、ウクライナ代表団の団長を務めていた人物

更新(11月28日18:02):大統領令の公表を追記