英独仏伊EU首脳、ゼレンシキー氏と共にワシントンを訪問へ
スターマー英首相、メルツ独首相、マクロン仏大統領、メローニ伊首相、フォンデアライエン欧州委員会委員長は、18日にゼレンシキー宇大統領と共にワシントンを訪問し、トランプ米大統領と会談する。
スターマー英首相の訪問については、BBCが英政府の発表を元に報じた。
発表には、「明日ホワイトハウスで行われる会談には、(編集注:スターマー)首相が他の欧州パートナーたちと共に今後の交渉の次のステップを支持する準備があり、自身のウクライナ支援が必要な限り続いていくことを確認する」と書かれている。
また、スターマー氏の立場は「平和への道筋はゼレンシキー大統領抜きでは決められない」というものだとも指摘されている。
メルツ独首相については、コーネリウス独政府報道官が発表した。
報道官は、メルツ首相は「ゼレンシキー宇大統領と他の欧州の首脳たちと共に政治交渉のためにワシントンを訪れる」と発言した。
その際、「その訪問は(中略)アラスカでのプーチン氏との会談後のトランプ米大統領との情報交換に値する。メルツ首相は、首脳たちと和平努力の状態を話し合い、ドイツによるウクライナにおける和平協定の迅速な達成への関心を強調する」と伝えた。
協議では、安全の保証、領土問題、ロシアの侵略を撃退する努力における今後のウクライナ支援、対露制裁維持も検討されるという。
欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員会委員長は、Xアカウントにて、自身のワシントン訪問を発表した。
フォンデアライエン氏は、「今日、日中、私はゼレンシキー宇大統領をブリュッセルで迎える」と書き込み、ゼレンシキー氏と一緒に「有志連合」オンライン会合に出席すると伝えた。
そして同氏は、「ゼレンシキー大統領の依頼を受けて、私は明日、他の欧州首脳と共に、ホワイトハウスでのトランプ大統領との会談に加わる」と伝えた。
マクロン仏大統領のワシントン訪問はBFMTVにより、メローニ伊首相の訪問はANSAによりそれぞれ報じられている。
これに先立ち、フィンランドのストゥブ大統領と北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は、18日にワシントンのホワイトハウスで開かれるゼレンシキー宇大統領とトランプ米大統領の会談の参加する可能性があると報じられていた。
写真:dpa