ケロッグ米特使、ベラルーシ自称大統領の主張を否定
米国のケロッグ・ウクライナ担当大統領特使は1日、自身がベラルーシを訪問した時に同国の自称大統領ルカシェンコ氏に対してウクライナ防衛戦力によるロシア領攻撃の停止に「取り組む」と約束したとする、ロシアの報道機関が拡散した情報を否定した。
ケロッグ特使がXアカウントに書き込んだ。
ケロッグ氏は、自身の発言の引用は文脈から切り離されたものだとし、「ルカシェンコ氏との会話の際、私たちは完全かつ無条件の停戦について協議した」と指摘した。
そして同氏は、「キーウの行動へのいかなる制限もモスクワによる相互的な行動を条件とするものだった。全面的な停戦以外でウクライナの戦争遂行に関して私がコメントしたことは全くなかった」と書き込んだ。
これに先立ち、ケロッグ特使は6月23日、ベラルーシを訪問し、同国のルカシェンコ自称大統領と会談し、ロシアの対ウクライナ戦争や、米国による停戦努力について協議を行なっていた。