ウクライナ人は戦い続けるか、協議を行うかの根本的な決断が必要=ブリンケン米国務長官

米国のブリンケン国務長官は、ウクライナ人は現在、戦いを続けるか、和平協議を行うかという、極めて重要な決断を下さねばならなくなっているとし、バイデン政権はウクライナが最も強い立場を確保できるようにしたいと思っていると発言した。

ブリンケン国務長官がMSNBCモーニングへのインタビュー時に発言した

ブリンケン氏は、「ウクライナ人は戦いを続けるか協議を行い、停戦へ持ち込むかという根本的な決断を迫られている」との見方を示した。

同時に同氏は、ロシアが誠実にそれを行う用意があるかどうか、というのも根本的な問題だと指摘した。

その上で同氏は、「しかし、もし事がそれに動くのなら、私たちは、ウクライナ人とトランプ政権が可能な限り強力な合意を行うために最善の手を打てるようにしたいと思っている」と発言した。

同氏は、それはつまり、ウクライナが必要な資金、弾薬、兵員を得られるようにして、戦場でのウクライナの立場を強める試みを意味するとし、さらには、ロシアへの最大限の圧力をかけ続けることも意味すると述べた。

加えて同氏は、もし事態が停戦へと向かうのなら、それは公正な条件で、永続的な展望を持って生じなければならないと発言した。さらに同氏は、重要なことは、ロシアが単に休んで、戦力を再編し、1年後、2年後、5年後に再び再侵攻することのないように保証することだと強調し、「それが重要となる」と補足した。

その他同氏は、ウクライナが独立国家として成功の道を進むことを支えることの重要性も強調した。

その際同氏は、「同国(ウクライナ)は地図から消されなかった。それがプーチンが望んだことだった。同国は、軍事的にも、経済的にも、民主主義的にも自分の足で堅固に立つ事ができている。それがプーチンに対するあり得る最善の反撃だ。そして、私は、トランプ大統領は良い取引をしたいと思うだろうことを知っている」と発言した。