ゼレンシキー宇大統領、アルゼンチンでミレイ新大統領と会談

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ウクライナのゼレンシキー大統領は10日、アルゼンチン・ブエノスアイレスを訪問して、ハヴィエル・ミレイ新大統領と会談した。

ウクライナ大統領府広報室が伝えた

発表によれば、ゼレンシキー大統領はミレイ大統領に対して、大統領就任式への招待に謝意を伝えた上で、大統領就任を祝福した。

またゼレンシキー氏は、「戦時下において、時間を見つけて、地球を半周飛ぶのは困難だ。しかし、私たちはあなたの議会での声、シグナル、あなた個人のウクライナ支持のエネルギー、ロシア侵略と戦う人々の声を聞いたのだ」と発言した。

さらに同氏は、ウクライナとアルゼンチン、両国の人々は強力な共通の未来があり得ると述べ、さらにアルゼンチンの人々は自由を強く尊重しており、ウクライナの人々は正に今、そのために戦っていると発言した。

その他同氏は、ミレイ大統領に対して、ウクライナの和平案「平和の公式」履行プロセスについて説明した。

同氏はまた、2024年1月に開催される「平和の公式」実現に向けた国家安全保障・外政担当補佐官級第4回会合と第1回「グローバル平和サミット」への出席をアルゼンチン側に呼びかけた。

加えて両者は、「ウクライナ・ラテンアメリカ・サミット」の準備における今後の行動について協議を行った。大統領府は、同サミットはウクライナと地域の国々との関係において新しいページを開き得るものだと指摘した。また両者は、複数分野における二国間関係の発展に注意を向けた。

その他、ゼレンシキー大統領は、ソーシャルメディア「X」アカウントにて、ミレイ・アルゼンチン大統領の就任式への出席を伝えた。

ゼレンシキー氏は、「今日、私は、ブエノスアイレスでのハヴィエル・ミレイ氏の就任式に出席し、新しい大統領を祝福した。これは、アルゼンチンにとって新たな始まりであり、私はミレイ大統領とアルゼンチンの全ての人々に対して、成功でもって世界を驚かすことを祈願した」と書き込んだ。

また同氏は、ウクライナとアルゼンチンの二国間協力が今後も拡大していくとの確信を表明した。