ゼレンシキー宇大統領、マクロン仏大統領と電話会談 防空や宇海軍の強化につき協議

ウクライナのゼレンシキー大統領は18日、フランスのマクロン大統領と電話会談を行った。

ウクライナ大統領府広報室が公表した

発表によれば、ゼレンシキー大統領は、マクロン大統領に対して、フランスからウクライナへの包括的支援、特に最近の防衛支援パッケージにつき謝意を伝えた。ゼレンシキー氏は、「私たちのフランスからの防衛支援強化に関する合意全てが履行されることが重要だ。私はそれをとても感謝している」と発言した。

両首脳は、戦場の情勢とウクライナ防衛戦力が最も喫緊に必要としてる物、とりわけ防空強化や長射程ミサイル、ウクライナ海軍能力増強について協議した。また、両者は、「穀物回廊」の機能やそのルートの保護を強化する手段についても意見を交換した。

ウクライナと欧州連合(EU)の協力についての議論の際、両首脳は、ウクライナへの今後のマクロ財政支援について、特に新たな財政手段「ウクライナ・ファシリティ」の利用について話し合った。ゼレンシキー氏はまた、ウクライナのEU加盟に関する協議の開始に関する決定採択の重要性を指摘した。

ウクライナが提案する「平和の公式」の実現に向けた今後のステップについても注意が向けられた。ゼレンシキー氏は、次回の国家安全保障担当首脳補佐官級会合の準備について報告した。

その他両首脳は、中東情勢の展開について意見を公開した。その際両者は、民間人保護が重要性であり、地域の治安情勢のエスカレーションが看過し得ない点を強調した。

写真:大統領府