仏・独政府、ノルマンディ4国外相級会談の速やかな開催を希望

フランスのルドリアン外相は9日、ロシア・ウクライナ武力紛争解決を協議する独仏宇露4国からなる「ノルマンディ・フォーマット」による、外相級会談のできるだけ早い時期での開催を支持していると発言した。

ルドリアン仏外相が、パリにおけるベーアボック独新外相との共同記者会見時に発言した。フランス外務省が会談の様子をツイッターにて中継した

ルドリアン氏は、「私は、ノルマンディ・フォーマットは疑問の対象ではないと思っている。そのため、繰り返すが、私たち(編集注:仏と独)は、ミンスク諸合意にもとづいて、ノルマンディ・フォーマットにてウクライナとロシアの同僚と大臣急の会合をできるだけ早く開催することを主導しようと思っている」と発言した。

同氏はまた、ノルマンディ4国の外相級会談の開催は、他の同フォーマット参加国にも支持されることを期待していると述べた。

これに先立ち、10月11日、メルケル(当時)独首相、マクロン仏大統領は、ゼレンシキー宇大統領とプーチン露大統領それぞれと個別にビデオ電話会談を実施。仏大統領府は、その際にノルマンディ4国の外相級会談の近い将来の開催につき合意に至ったと発表していた。しかし、11月8日、ロシア連邦のラヴロフ外相が、同国はルドリアン仏外相が提案した、11月11日のパリにおけるノルマンディ外相級会談の開催を拒否したと発言している。