ズラビシヴィリ・ジョージア大統領、サーカシヴィリ氏への恩赦を否定

サロメ・ズラビシヴィリ・ジョージア大統領は、自らの恩赦権限をミヘイル・サーカシヴィリ元大統領に対して行使しないと発言した。

3日、ニュースサイト「ジョージア・オンライン」が報じた

ズラビシヴィリ大統領は、記者会見時に「この問題が流動的であるため、元大統領への恩赦に関する私の『(恩赦は)決してない』との立場が堅固かつ不変であると言わざるを得ない。元大統領は、(恩赦の)基準を一つも満たしていない。彼は政治囚でもなければ、不正義の犠牲者でもないのだ。彼は有罪判決を受けており、自発的かつ不法な手段でジョージアに入国し、さらにその渡航目的は不安定化であったのだ」と発言した。

大統領は、政権に対して、サーカシヴィリ氏を特別な囚人と扱い、拘置所でハンガーストライキを続ける同氏の健康の悪化を政治的に利用されることのないよう対策を取るよう提言した。

また、ニュースサイト「ニュース・ジョージア」は3日、サーカシヴィリ氏の個人医を務めるニコロズ・キプシゼ氏が、記者団に対して、サーカシヴィリ氏の体調が悪化していると発言した。

キプシゼ氏は、サーカシヴィリ氏の拘束されるルスタヴィ市第12拘置所を訪れたと伝え、同氏の体調がハンガーストライキにより悪化しており、心臓に問題が起きており、体重が10%減少したと発言した。

これに先立ち、10月1日、ミヘイル・サーカシヴィリ元ジョージア大統領がジョージアの法執行機関に拘束されていた。

ゼレンシキー大統領は、サーカシヴィリ氏がウクライナ国民であることから、ウクライナ政権は自国民保護が義務付けられているとし、本件につき外交レベルで対応していくと発言していた。