国内コロナ入院者数の増加傾向は収まった=ウクライナ保健相

ウクライナのリャシュコ保健相は、過去3か月増加傾向にあったウクライナにおける入院者数は、コロナワクチン接種の速度増加を受け、過去6日間は均衡状態に入っているとの見方を示した。

1日、リャシュコ保健相が記者会見時に発言した

リャシュコ氏は、「私たちは皆、この週末、大規模ワクチン接種センターの近くにどのような行列ができていたかを目にした」として、ワクチン接種需要の増加が予想されることから、今後もワクチン接種会場の活動を確保していくことになると発言した。

同氏は、ウクライナでは先週、150万人以上がコロナワクチンの接種を行ったと伝え、「ウクライナにおけるこの接種速度は、すでに最初の肯定的結果をもたらしている。3か月以上増加し続けていたウクライナの入院レベルが、過去6日間は連続で均衡を保っているのだ。ワクチン接種のおかげで、過去1週間、1238名の命を救うことができた」と発言した。

同時に同氏は、ウクライナのコロナ感染のレベルは過去最大となっており、これが下がるか上がるかは、国民一人一人の行動にかかっていると発言した。同氏は、ウクライナでは現在、約1770万回のコロナワクチン接種が行われ、1回接種した者は1024万人、2回接種した者は約750万人だと喚起した。とりわけ、キーウ(キエフ)市では、50%以上の住民が少なくとも1回は接種を終えていると伝えた。