クレーバ外相、中欧の国々はEU加盟の展望がなければ成功できなかったと発言

クレーバ外相は、1989年以降、中欧の国々は、欧州連合(EU)加盟の明確な展望と約束がない中で、国の改革において成功を成し遂げられなかったと発言した。

21日、クレーバ外相が第4回連合フォーラムの際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クレーバ外相は、「私たちのEUに求める重要な期待は、ウクライナに対する欧州展望(編集注:EU加盟展望)の付与である。その決定は、機構的義務は必要とせず、EUの政治意志のみを必要とするものである。しかし、それは非常に重要な役割を担う」と指摘した。

続けて、外相は、「第一に、加盟の疑いない展望は、ウクライナにとって、国を変貌させる上での非常に強い動機となる。思い出してもらいたいのだが、1989年以降、中欧の国々の中で、EU加盟の非常に明確な展望と約束がない中では国内改革の道で成功を達成した国は一つもなかったのだ」と発言した。

外相は、展望を与えることは、欧州的価値を共有し、自らの欧州家族の一部だと考えるウクライナに確信を与えるものだと強調した。さらに外相は、EUに対して、他勢力のウクライナへの到来を防ぐために、活発的かつ野心的に行動するよう呼びかけた。

また外相は、「第三に、それ(展望付与)は、ロシアによるウクライナの欧州的選択を根本的に変えさせ、ウクライナ国民に対して、ウクライナ人はEUに必要ない、と思い込ませようとする非常識な試みを終わらせることになる。それ(ロシアの試み)は、ウクライナにおいてロシアが広めている最大のナラティブの一つだ。私たちは、人々の欧州の目的は実現するという信念を維持するためにともに働かなければならない」と強調した。