ウクライナとEU、オープンスカイ協定など協定3本に署名

ウクライナとEUは12日、共同航空空間(オープンスカイ)協定など、3つの合意文書に署名した。

同日のウクライナEU首脳会談の際に署名が行われた。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

オープンスカイ協定は、ゼレンシキー大統領、ミシェル欧州理事会議長、フォンデアライエン欧州委員長出席の下で、シュミハリ首相、メンツィン駐ウクライナ・スロベニア大使、ボレルEU上級代表が署名した。

同協定は、ウクライナの市場の制限を撤廃し、EUの航空基準・規則を適用することで、EU内の航空市場と連結させるもの。

同協定は、今後、EU各加盟国とウクライナの国会での批准が必要となる。

ゼレンシキー大統領は、同協定はウクライナ国民とビジネスに新しい可能性を与えるものであり、旅行の幅を広げるものだと指摘した。また、大統領は、「8年がかりで共同航空空間協定にようやく署名できた。私は、ウクライナとEUの首脳、全てのメンバー国を祝う」と強調した。

大統領府の発表では、同協定は、ウクライナとEUの間に共通の航空空間を作り出し、それにより平等な競争条件と統一ルールへの敬意の下で相互の航空輸送市場への相互アクセスを促進するものだと説明されている。

また、同日、EUの研究・イノベーション支援プログラム「ホライゾン・ヨーロッパ」と文化・クリエイティブ産業振興策「クリエイティブ・ヨーロッパ」へのウクライナのアクセスに関する協定への署名が行われた。