クリミアを地図上の「見えない染み」にはさせない=独閣僚

アルトマイヤー独経済エネルギー相は、クリミア併合は法の支配への愚弄であり、現地住民に脅威をもたらすものだとし、クリミアを地図上の「見えない染み」にさせはしないと発言した。

アルトマイヤー大臣がキーウ(キエフ)で開催されたクリミア・プラットフォーム第1回首脳会談の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

アルトマイヤー氏は、「クリミア併合は、国際法への愚弄である。私たちは、それがとりわけクリミア・タタール人やその他の住民にどのような脅威をもたらしているかを目にしている。私たちは、クリミアを地図上の目に見えない染みにしてしまうことを看過しない。私たちは、完全にウクライナとともにあり、私たちは、その併合をともに非難している。私たちは、新たな協議と国境回復を呼びかけている」と発言した。

同氏は、ドイツはロシアによるクリミアの違法併合を認めていないし、これからも認めないとし、ロシアの行動が欧州連合(EU)の制裁発動をもたらしたと強調した。

また同氏は、「ドイツは、領土一体性と主権に従って行動している。私たちは、併合が地域に大きな問題を生み出したことを理解しており、そのためEUは制裁を科し、何度となくそれを延長してきている。その行動が続くことこそが、制裁の延長の根拠となっている」と説明した。

またウクライナとの強力に関しては、同氏は、ウクライナとのエネルギーパートナーシップを喚起し、それは経済的繋がりの強化の例だと発言した。また、「ガス供給、ウクライナを通じたガス輸送は、2024年後も続いていく」と明言した。