ゼレンシキー現大統領、支持率、信頼度ともにトップ

世論調査

最新の世論調査の結果、政治家の間の信頼度、支持率を問う設問にて、いずれもヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領が引き続きトップであることがわかった。

27日、レイティング社が7月23日から25日にかけて実施した世論調査結果を発表した

発表によれば、政治家の信頼度を問う設問では、ゼレンシキー大統領を信頼するとの回答は45%で最も高く、同時に信頼しないとの回答は52%であった。続いて、ティモシェンコ祖国党党首は信頼31%、不信68%、ユーリー・ボイコ野党生活党共同代表が信頼25%、不信57%、ポロシェンコ欧州連帯党党首(前大統領)が信頼26%、不信72%、メドヴェチューク野党生活党幹部が信頼18%、不信70%、シュミハリ首相が信頼16%、不信51%と続いた。

また近々大統領選挙があった場合の投票先を問う設問では、ゼレンシキー大統領が投票先を決めている回答者の間の27.7%でトップとなった。これに続き、ポロシェンコ氏が123.4%、ティモシェンコ氏が11.4%、ボイコ氏が10.1%、スメシュコ力名誉党党首が6.1%、フロイスマン元首相が6.1%と続いた。

支持率の推移 緑:ゼレンシキー 赤:ポロシェンコ 青:ボイコ 紫:ティモシェンコ

最高会議(国会)選挙が近々あった場合の投票先を問う設問では、大統領系与党の人民奉仕者党への支持が最も高く、24.1%。これに続き、欧州連帯党(ポロシェンコ党首)が14.3%、祖国党(ティモシェンコ党首)12.8%、野党生活党が12.4%、ウクライナ戦略党(フロイスマン党首)が5.0%と続いた。

また、国家が正しい方向に進んでいると思うか、との設問には、25%がそう思うと回答、67%がそう思わないと回答した。

今回の世論調査は、レイティング社が2021年7月23日から25日にかけて、クリミアとドンバスの一時的被占領地を除くウクライナ全土にて18際以上の人物2500名に対してCATI方式(Computer Assisted Telephone Interviews)で実施したものであり、理論的誤差は最大で±2.0だと発表された。