米ウクライナ首脳は、安全保障、エネルギー、裁判改革を協議する=米臨代大使

8月に予定されているゼレンシキー大統領とバイデン米大統領のワシントンでの会談では、安全保障問題、エネルギー問題、裁判改革を含む諸改革が協議される。

駐ウクライナ米国臨時代理大使を務めるジョージ・ケント国務次官補代理がウクライナの公共放送局へのインタビュー時に発言した

ケント氏は、「議題は3つにまとめられる。1つ目は、安全保障問題で、ロシアの様々な形態の対ウクライナ侵略を含むものであり、ドンバスの通常戦争の問題だけでなく、黒海の侵略も含む。2つ目は、エネルギー安全保障である。それから、改革問題であり、汚職対策、裁判改革、その他の機構改革を含む。なぜなら、私はすでにウクライナの成功を支持していると述べたとおり、ウクライナは、ウクライナの民の利益に適う、より強固で公正な機構を必要としているからだ」と発言した。

同氏は、司法分野は決定的に重要だと強調し、「最近、最高会議(国会)が複数の重要法案を採択した。それは、平等とアクセスを確保する、無欠の裁判セクターを作り出す希望の第一歩である」と指摘した。

さらに同氏は、ウクライナと米国の関係は、1日の訪問に限定されるものではなく、共同プロジェクトや利益を伴う様々なレベル恒常的なコンタクトの深いネットワークなのだと述べた。また、バイデン氏がゼレンシキー氏を、7月末あるいは今年の夏の間のより遅い時期に招待したのは、「何らかのシグナル」ではなく、真に予定上の問題なのだと強調した。

なお、これに先立ち、米ホワイトハウスは、米国ウクライナの首脳会談が8月30日に開催されると公表していた。