ゼレンシキー大統領、イスラエル大統領とITセンターやユダヤ人犠牲者追悼碑開設を協議

ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は13日、イツハグ・ヘルツォグ・イスラエル大統領と電話会談を行い、同大統領をウクライナへの訪問へ招待した。

ウクライナ大統領府広報室が伝えた

発表によれば、ゼレンシキー大統領は、「近い将来にキーウ(キエフ)で直接会えることを楽しみにしている。私は、共同の努力によって、ウクライナとイスラエルのパートナー関係を深化させなければいけないと確信している」と発言した。

ゼレンシキー大統領は、ヘルツォグ大統領に対して、就任を歓迎し、今後の活躍を祈願した。

加えてゼレンシキー大統領は、二国間関係に関して、「ウクライナとイスラエルは、理想的な友人、パートナーであり続けていく。私は、新大統領、新政府との協力が実りあるものとなり、両国は今後さらに互恵的二国間協力を深めていくことになると確信している」と述べた。その文脈で、両大統領は、キーウとエルサレムに研究者やIT専門家を参加させる高度技術発展センターの相互・同時開設計画について協議を行なった。

さらに、両者は、バービン・ヤール(バービー・ヤール)大量銃殺事件の開始から80年が経過することと、国家歴史追悼施設「バービン・ヤール」を発展させることについて協議を行なった。ヘルツォグ大統領は、今後の世代のために同プロジェクトを実現することが重要だと強調し、「バービン・ヤールの悲劇についての記憶は、若い世代に残虐性が何をもたらすかを教えるものとなる」と指摘した。

なお、イスラエルでは、7月7日にイツハグ・ヘルツォグ氏が新大統領に就任していた。

写真:大統領府