EU、クリミア関連の対露制裁を1年間延長

欧州連合(EU)は、ロシア連邦によるクリミア自治共和国とセヴァストーポリ市の違法併合に関連して発動した制裁を2022年6月23日まで延長した。

21日、欧州理事会ウェブサイトで発表された

発表には、「EU閣僚理事会は今日、ロシア連邦によるクリミアとセヴァストーポリ違法占領への対応として発動された制裁を1年間、2022年6月23日まで延長する決定を採択した。現在採られている制限措置は、クリミアあるいはセヴァストーポリからの製品のEUへの輸入の禁止、クリミアやセヴァストーポリでのインフラ・金融投資、観光サービスの禁止を含む。輸送、通信、エネルギー分野の特定の製品・技術のクリミアの企業への輸出あるいはクリミアでの使用のための輸出や、石油、ガス、地下資源の精製、開発、生産もEUによる制限対象である」と説明されている。

EUは、クリミアとセヴァストーポリのロシアによる違法併合を認めないとし、2020年3月16日のEU外務・安全保障政策上級代表の宣言に従って、その国際法違反を非難し続けていると喚起している。