クレーバ外相、中欧5か国外相と会談 コロナや露軍集結など協議

13日、クレーバ外相はブラチスラバにて中欧5か国(オーストリア、スロバキア、スロベニア、ハンガリー、チェコ)からなる「セントラル5」の外相と会談し、コロナワクチン接種、人の移動、ロシアの脅威につき協議を行なった。

クレーバ外相が共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

クレーバ外相は、コロナ問題とロシア軍のウクライナ国境・被占領地集結が主要な議題であったと述べた。外相は、コロナ問題に関して、ウクライナの優先課題はワクチン接種、国民の移動の保障、ビジネスへのサポートだと指摘した。

外相は、「その3つの分野において、ウクライナは、セントラル5参加国、私たちの良き隣国であり、欧州連合(EU)のパートナー国との協力を望んでいる。目的は、ワクチン接種の確保、人の移動の自由促進、私たちのビジネスのために貿易・経済上の緩和を促進することだ」と発言した。

クレーバ外相はまた、ロシア軍のウクライナ国境・被占領地集結については、「私は、セントラル5参加国全てに対し、私の国の国際的に認められた国境内での領土一体性と主権への断固とした支持につき感謝している」と発言した。

同時に外相は、「私は、外相たちに、ロシアは自軍をウクライナ国境から撤退させると発表したにもかかわらず、新たな軍事的挑発の脅威は不可避のままであり、莫大な数のロシア軍部隊と軍用機材がウクライナ国境と被占領内に残っていることを報告した」と発言した。

外相はまた、クリミア・プラットフォームについて説明したと伝えた。

なお、5月12、13日、クレーバ外相は、スロバキアを実務訪問し、セントラル5外相会合にウクライナ外相として初めて出席している。