EUはウクライナから偽情報・サイバー攻撃対策を学んでいる=EU大使

欧州連合(EU)は、ウクライナから、ロシアとの軍事面での対抗だけでなく、偽情報やサイバー攻撃との対抗の分野でも学んでいる。

11日、マーシカス駐ウクライナEU大使が開催された全国フォーラム「ウクライナ30 国家安全保障」の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

大使は、国際社会のウクライナの国際的に認められた国境内の主権と領土一体性へのサポートは、極めて強力であり、共通の価値と国際法を基盤にしていると指摘した。

同時に大使は、「私たちのウクライナとの協力は、一方通行の道ではない。EUがウクライナを支援し、ウクライナが支援を受け取っている、というのではないのだ。(中略)EUは、ウクライナからロシア連邦との戦争の経験だけでなく、ハイブリッド侵略、恒常的な偽情報キャンペーン、サイバー攻撃にどのように対抗するかについても学んでいる。EUのサイバー安全保障対話を積極的に行なっている世界6か国の中にウクライナが入っているのは、偶然の一致ではない」と発言した。

大使はまた、EUは、ウクライナを経済面と政治面で支えるために、あらゆることを行なっていると述べた。加えて大使は、EUは、自らの対露政策をミンスク諸合意と関連づけており、対露制裁はロシアがミンスク書合意を完全履行するまで継続されると明言した。