外務省、クレーバ外相とブリンケン米国務長官の会談内容を公表

クレーバ外相とキーウ(キエフ)を訪問したブリンケン米国務長官は6日、ウクライナ・米国間の政治分野と安全保障分野における戦略的パートナーシップの発展につき協議を行なった。

ウクライナ外務省広報室が会談結果を公表した

発表には、「両国外相は、ウクライナと米国の政治分野と安全保障分野の戦略的パートナーシップの強化、ロシア侵略に抵抗する中でのウクライナの防衛力強化、ウクライナの汚職との闘いと開かれた競争力ある経済の発展におけるウクライナの努力の米国によるサポートについて協議した」と書かれている。

発表によれば、両者は、ウクライナ東部のロシア・ウクライナ武力紛争における、ノルマンディ・フォーマット参加者であるドイツとフランスとの緊密な連携による、平和的解決の外交的努力への米国の効果的関与の手段に特別な注意を向けた。

また両者は、あり得る米露大統領会談について意見を交換し、同会談への準備において立場を調整することで同意した。

両者はその他、欧州とウクライナのエネルギー安全保障に注意を向け、ロシアのガスパイプライン建設プロジェクト「ノルド・ストリーム2」に関する共通の立場を指摘した。両者は、ウクライナ・米国間のエネルギー分野、特に水素エネルギー分野における協力の発展への共通の関心を表明した。

両者はまた、中欧と黒海地域と欧州大西洋空間全般の安全保障にとって重要な意味を持つ、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)への更なる統合について協議した。

両者は、コロナ問題、気候変動、人権保護といった重要なグローバルな問題の克服におけるウクライナと米国の連携について意見を交換した。