ゼレンシキー大統領、16日に訪仏=大統領府

ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、4月16日にパリを訪れ、エマニュエル・マクロン仏大統領と会談する。

13日、ユリヤ・メンデリ宇大統領報道官がウクルインフォルムにコメントした。

メンデリ報道官は、「確かにゼレンシキー大統領とマクロン仏大統領は、金曜日パリにて会談する。両大統領は、ドンバス情勢、ロシア軍のウクライナ国境への集結に焦点を当てて協議する」と発言した。

これに先立ち、現在、ロシア連邦がウクライナとの国境近くと占領下クリミアに軍部隊を集結させていることが伝えられている。3月30日、ルスラン・ホムチャーク・ウクライナ軍総司令官は、最高会議臨時会議にて、ロシア連邦軍大隊戦術群28個がウクライナとの国境沿いに配置されていると述べていた。

同時に、ウクライナ東部では、今年に入ってから停戦違反件数が増加しており、ウクライナ軍人の死者数が増加。加えて、最近、ロシアによるウクライナでの侵略行為を正当化するようなプロパガンダ・キャンペーンが活発化している。

欧米諸国は、ロシアの情勢激化に関する懸念と、ウクライナの主権・領土一体性への支持を表明している。

4月10日、アンドリー・タラン国防相は、ロシアのウクライナ国境付近への軍集結の真の目的は、協議プロセスにてウクライナを妥協に追い込むための圧力強化の可能性があると指摘していた。

写真:AA