ロシア、プスコフ市から親衛空挺師団を占領下クリミアへ移動=調査グループ

ロシア連邦は、プスコフ州から占領下ウクライナ領クリミアへとロシア軍第76親衛空挺師団を移動させている。同師団は、2014年にウクライナ東部で戦闘に参加していたことがわかっている。

ロシアの調査グループ「コンフリクト・インテリジェンス・グループ(CIT)」が発表した

CITは、4月4日にTikTok上に公開された動画にて、ロシア空挺軍の装備に入っている120ミリ自走砲ノーナ-Sを積載したフラットカーが写っていることを指摘した。

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調査メンバーは、フラットカーの番号をgdevagonサービスで追跡したところ、プスコフ州チェリョハ村駅からクリミアのシンフェローポリ駅へ移動しているものであることを特定したという。差出人と受取人はともに、軍事基地07264となっているが、これは「プスコフの空挺隊」として知られる第76親衛空挺師団のことである。

同師団を構成する第104親衛空挺襲撃連隊は、通常チェリョハに配置されている。

また、第76親衛空挺師団は、ウクライナ東部の戦闘に参加していたことがわかっている。

なお、これに先立ち、3月30日、ルスラン・ホムチャーク・ウクライナ軍総司令官は、最高会議臨時会議にて、ロシア連邦軍大隊戦術群28個がウクライナとの国境沿いに配置されていると述べていた。