ウクライナ代表団は今後の三者協議でミンスクを訪れない=副首相

ウクライナ、ロシア連邦、欧州安全保障協力機構(OSCE)からなり、ウクライナ東部紛争解決を協議する三者コンタクト・グループ(TCG)のウクライナ代表団は、コロナ防疫措置が解除されても、今後はTCGの対面協議のためにベラルーシ首都ミンスクを訪れることはない。

5日、オレクシー・レズニコウ副首相兼一次的被占領地再統合問題相がICTV局出演時に発言した。

レズニコウ副首相は、「私たちは、仮に突如防疫制限が終了し、以前同様、ミンスクにて対面で協議を行うことが提案されたとしても、私たちはそのTCG会合には参加しない。私たちは、ウクライナ代表団は(編集注:動画会合ではなく)実際に会う会合のためにミンスクへ代表団メンバーを送ることはないと説明した。他の国、他の町を探すことになる」と発言した。

副首相は、その理由として、現在ベラルーシはロシア連邦の影響下にあり、ウクライナにはベラルーシに対する信頼がないからだと説明した。

なお、TCGは2週間に1度のペースでベラルーシ首都ミンスクにて会合を開催していたが、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、昨年からはビデオ会議形式での会合開催に切り替えている。