ウクライナ国会、電子パスポートでの出国を可能とする法改正採択

最高会議(国会)は、電子旅券(パスポート)の利用範囲を拡大する法改正を採択した。

法案第4355「ウクライナ国籍を確認し、個人や特別地位を証明する統一国家住民登録・文書法改正」に議員302名が賛成した(過半数は226)。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

同法は、ウクライナ国民の身分証明書・旅券・納税者番号/居住地登録情報を示す文書にある情報につき、電子形態で表示されたものの利用を可能とすることを定めている。

同法説明文には、「同法案採択により、ウクライナ国民の電子身分証明書、電子旅券(国外渡航用)の障害ない利用可能性が確保される」と書かれている。

なお、議員によれば、これら文書の試験的利用が行われているスマホ用ポータルアプリ「ジーヤ(Diia)」を利用しているウクライナ国民は、現在約500万人だという。