米国はウクライナ東部のロシアの行動を注意深く観察している=米国務省代表者

米国は、ウクライナ東部におけるロシアの行動を注意深く観察しており、この方面において外交的により積極的に活動するための準備をしている。

ジョージ・ケント米国務次官補(元在ウクライナ米大使館次席)が「アメリカの声」通信へのインタビュー時に発言した

ケント氏は、米国は、ウクライナ東部情勢の激化に関する情報、特にオープンソース上で得られる、衝突ライン上の行動、旧空港近くの新しい塹壕、通過検問地点や人道支援ポイントの閉鎖といった情報につき、非常に懸念していると発言した。

同氏は、「私たちは、注意深く観察しており、言うまでもなく、必要に応じたシグナルの発信を計画している。(中略)プーチン大統領とロシアは、プーチンが6年前の2015年2月に自らに負った義務を履行しなければならない。完全な停戦、ロシア軍のウクライナからの撤収、ウクライナによる国境管理回復だ。現在7年間にわたり、ロシアは自らの義務を履行していない」と発言した。

記者が、米国はノルマンディ・フォーマットあるいはその他のフォーマットにおいてロシアとの協議をより積極的に行う予定があるかと尋ねると、ケント氏は、国務省にて(コロナ)ワクチンが満たされ、全ての勤務者が接種をし、渡航再開ができるようになれば、「あなた方は、米国のその方面でのより積極的な外交を目にするであろう」と発言した。