イスラエル大使館、テルノーピリ市営スタジアムにシュヘーヴィチの名を冠する決定を非難

在ウクライナ・イスラエル大使館は、テルノーピリ市議会が、同市市営スタジアムにウクライナ蜂起軍(UPA)最高司令官ロマン・シュヘーヴィチの名を冠する決定を採択したことを非難している。

ジョエル・リオン駐ウクライナ・イスラエル大使がツイッター・アカウントに書き込んだ

リオン大使は、「私たちは、テルノーピリ市議会による、市営スタジアムに不名誉な(編集注:ナチスドイツ)親衛隊(SS)補助警察第201中尉のロマン・シュヘーヴィチの名を冠する決定を強く非難するとともに、同決定を速やかに無効化することを要求する」と秋混んだ。

これに先立ち、3月5日、テルノーピリ市議会は、同市市営スタジアムを「ロマン・シュヘーヴィチ記念テルノーピリ市営スタジアム」と改名する決定を採択していた。

ロマン・シュヘーヴィチ(1907〜1950)は、ウクライナの政治活動家・蜂起軍指導者。ウクライナ蜂起軍(UPA)の最高司令官、ウクライナ主要解放評議会事務局長(1942〜1950)を務めており、ウクライナでは、20世紀のウクライナ独立の戦士として知られている。1941年から1942年にわたり、シュヘーヴィチ氏は、ナチスドイツ占領下ウクライナにて、親衛隊補助警察(Schutzmannschaft)第201大隊中尉を務めていた。