EUはクリミアでの人権侵害でロシアに制裁を科すべき=クレーバ外相

クレーバ外相は、欧州連合(EU)は、占領下クリミアでの人権侵害についても、ロシア野党政治家ナワリヌイ氏拘束に関連するものと同様の制裁をロシアに科すべきだと主張している。

23日、クレーバ外相がキーウ(キエフ)でのランズベルギス・リトアニア外相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クレーバ外相は、ランズベルギス外相はEUの外務理事会会合後にキーウを訪れたと述べ、EUとウクライナの連携について多くの注意を払ったと発言した。

そしてクレーバ外相は、「私たちは、アレクセイ・ナワリヌイ氏逮捕への対応としてのEUのロシア連邦に対する制裁発動の決定を肯定的に評価している。しかし、私は、EUの人権保護制裁メカニズムは被占領下クリミアにおける人権侵害に対して科されるべきとの深い確信をリトアニアの同様に伝えた」と発言した。

また、外相は、同日、ランズベルギス外相とともに、国連人権理事会による被占領下クリミアにおける人権状況オンラインディスカッションに参加したと伝えた。

その他、クレーバ外相は、ランズベルギス外相とベラルーシ情勢や、プーチン露大統領とルカシェンコ氏の最近の会談についても協議したと発言した。外相は、双方ともベラルーシ情勢を懸念していると伝えた。