「ウクライナはミンスク諸合意離脱を計画していない」=副首相

ウクライナは、ミンスク諸合意からの離脱を計画していないが、合意には修正が必要だと考えている。

18日、オレクシー・レズニコウ副首相兼一時的被占領地再統合問題相が1+1局番組出演中に発言した。

レズニコウ副首相は、「政権は、ミンスク諸合意から離脱しないし、その計画もない。なぜなら、それは2014年に負い、2015年に継続した、政治的・外交的義務だからだ」と発言した。

副首相はまた、ミンスク諸合意は理想的なものではないし、法的にも不安定なものであり、見直しと修正を要するものだと指摘した。加えて副首相は、被占領地再統合は、安全で、国を分断させるようなリスクをもたらさないように行うべきだと述べた。

そして副首相は、ロシアがミンスク諸合意に違反していると述べ、その例として「ミンスク合意方策パッケージには、コンタクト・ラインが最高会議の決議で定められた座標上になければならないことを明確に定めている。その合意に従えば、デバリツェヴェ市はウクライナ政府管理地域になければならないのだ」と説明した(編集注:2015年2月、ロシア占領軍は署名された『ミンスク両合意履行のための方策パッケージ』の定める停戦発効から数日後にウクライナ側のコントロール下にあったデバリツェヴェを武力占領している)。

副首相は、ウクライナは、今後も協議にて自らの立場を防衛していくと強調した。