三者グループ・ビデオ協議開催

17日、ドンバス情勢解決のため、ウクライナ、ロシア、欧州安全保障協力機構(OSCE)の代表団が協議を行う三者コンタクト・グループ(TCG)のビデオ協議が行われた。

ウクライナTCG代表団がテレグラム・チャンネルにてビデオ協議の結果を伝えた

発表によれば、ウクライナ代表団は、協議にて、停戦維持、国際赤十字委員会(ICRC)他の被拘束者へのアクセス、被拘束者解放、ロシア側による通過検問地点活動の開始、OSCEウクライナ特別監視団(SMM)のウクライナ全土への自由かつ障害のないアクセスの確保、核施設管理確保のための国際原子力機関(IAEA)ミッションの被占領地アクセスを実現することを主張した。

ロシア側がノルマンディ諸合意、ミンスク諸合意の履行の議論を延期しようとしていたと説明されている。

それに対して、クラウチュークTCGウクライナ代表は、ロシア連邦が紛争の当事者であること、ロシア連邦がクリミアとドネツィク・ルハンシク両州一部地域(CADLR)を占領していること、ロシア連邦がTCGの参加国であること(OSCEが仲介者)を喚起したとある。

また、ウクライナ側は、IAEA幹部から昨年12月に送られた要請を受けて、TCGにて、IAEA監査員を被占領下ドネツィク市・ルハンシク市にアクセスさせる問題が解決しなかったことに懸念を表明した。ロシア側が決定採択を不可能にしていると説明されている。