ウクライナの対コロナ防疫措置、4月30日まで延長

閣僚会議(内閣)は、新型コロナウイルス対策として施行されている防疫措置を4月30日まで延長した。

17日、マクシム・ステパノウ保健相が閣議の際に閣議決定につき説明した。

ステパノウ保健相は、「防疫措置の効力を4月30日まで延長することを提案する。私たちの計算では、4月30日までは確実に防疫制限の中で暮らさなければならない」とし、ウクライナ各地域を感染状況に応じて、緑、黄、橙、赤の4段階に分ける適合防疫措置を施行すると発言した。

とりわけ、同氏は、緑のレベルが防疫措置解除が検討されるレベルだと説明しつつ、同時に、当面ウクライナ全土に適用される防疫措置の基本レベルは、黄のレベルになると発言した。

黄レベルの主な制限措置は、以下のとおり。

・大規模文化・スポーツ行事の実施(4平方メートル範囲に1名、あるいはホール入場率50%未満。

・教育施設訪問(1グループ最大20名)

・飲食店の営業は24時まで許可(これまでは23時まで)。

橙レベルに移行するのは、コロナ患者用病床(酸素吸入設備あり)の使用率が65%超、過去7日間の人口10万人あたりのコロナ検査数が300未満、コロナ感染者数が60名以上、検査実施時の感染者確認の割合が20%超、過去7日間の入院患者数増加率が50%超、のうち、いずれか一つの条件を満たした場合となると説明された。

そして、上述の条件のうち2つを満たす状況が3日連続で続いた場合、赤レベルに移行する。

赤レベルに移行した地域では、本年1月に適用された強化防疫措置が再施行されるとのこと。具体的には、大型商業施設、市場、飲食店、映画館、劇場、教育施設(幼稚園、初等教育施設除く)、スポーツジム、プールなどの営業停止となる。同時に、赤レベル下でも、金融機関、薬局、動物病院、食料品店の営業は引き続き認められる。

ステパノウ保健相は、今回の変更点が適用されるのは2月24日から(一部は18日から)だと発表した。